2週間に一度の治療と普段の食事改善、セルフケアなどで良くなって行かれたYさんですが、一時期油断をして悪くならことことがあります。
人からの頼まれごとを断り切れず、それで無理をしてしまって体調を崩したということです。
治す時は自分を優先に
この時に私がお話させていただいたことは、
「気持ちは分かりますけど、今は人のことをやっている場合じゃないです。
良い人をしたら他人は喜んでくれるかも知れません。ですが、自分の体調が悪くなっては元も子もないですよ。
それは自分が本当に良くなってからやったら良いのだと思います。
今はまだまだ体調が良くないのだから、断ることは断る。
自分を大切にしてくださいね」
と言った内容でした。

Yさんもよく聞いてくださって、それからは無理をして都合の良い人をしないことを決めたのです。
それからは大きく体調を崩すことは減りました。
自分勝手とか他人のことは知らないとか、そう言った意味では無くて、先ずは自分を大切にする。
良くなったら好きなことも人のためになることも出来るようになるのですから。
良くなっている時ほど慎重に
良くなりかけている時に多くの人が陥りがちなことは、調子の良かった時と同じことをしてしまうことです。
気持ちは分かります。私自身、病気を良くする時に通った道ですから。
それに、家族が居たりしたら育児や家事、仕事など自分のことだけでは済まされないこともあるでしょう。
実際は本当に難しい話です。
家族の理解があれば自分のことに専念できるでしょうけど、理解がない場合もあります。
だから答えなんて書けるものではありません。
・・・病気治しは結局、家族関係や社会のことにまで繋がって行くのです。
本当の病気治しは世の中を良くすること。
遠い道のりです。