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父から、畑を返したと連絡がありました

 

神戸の父から電話があって。

「5年前に借りた畑を返すことにしたよ」ということでした。

 

眼の調子が悪くなって車に乗るのを辞めるので、畑も返すことにしたようです。

 

 

5年前。

私は母の体調が悪いと知って、浜松から実家の神戸へ施術する為に通っていました。

 

(半年ほど浜松と神戸を往復して、その後は血液循環療法の師匠のところへ通ってもらうことにしました。

母は少しずつ回復しています)

 

その時に、父は医師の仕事を引退しようとしていたので、背中を押すというか、一緒に仕事場に行って片付けを手伝いました。

同時に、畑をやりたいと言っていたので、ネットで借りれるところを探して自然農をできる農園を見つけました。

父は畑は初めてだったので、私が教えながら一緒に畝立てとかしましたよ(^^)

 

 

 

母には施術を。

父とは畑を。

 

自分のやって来たことが両親の為になるなんて。

本当に嬉しいことでした。

 

 

特に、若い頃は父とは仲が悪かったので、私が40歳くらいの時に本当の意味でわだかまりを捨て仲良くなりましたが、まさか大人になって親と一緒に共同作業ができるなんて、、、

と幸せな気持ちになっていたのを思い出します。

 

親と仲良く過ごせる体験は、人生で本当に大切なことですね。

 

 

昨日、その父から、借りていた畑を返すと聞いた時は悲しい気持ちになりました。

でも、5年間お疲れ様!と伝えました。

 

父も自然の中で自然農をやって行く中で「神を感じた」と話してくれました。

私は「分かるよ」と。

 

私も三重で田畑を始めた頃、八百万の神を感じながらやっていましたから。

 

生かされている、と感じること。

感謝。

 

人間が生み出しているわけではないのです。

自然がやっているのです。

 

 

父も「あの小さな種が大根になるなんて、本当に不思議やね」と。

 

それです。その感覚が大切なんですよね。

父も、この体験ができて本当に良かった、と言っていました。

 

「こういう体験をすれば日本も変わって行くんじゃないか」と。

 

そう思います。

日本人はそれを感じて生きて来たはずです。

 

「今は自然と切り離されてしまって分からなくなってるね」

 

本当にその通りです。

 

 

その後も、自然のこと。神様のこと。志のこと。

色々話しました。

 

親とこんな話ができるのは有り難いことです。

 

 

若い頃は、、、

親が生きてる間に分かり合えたら良いだろうけど、そうならなくても仕方ない、と思っていました。

 

今では本当に色んな話ができるようになりました。

本当に有り難いです(T_T)

 

 

母も以前より症状が落ち着いてるようですし。

昔みたいに元気ではないけど、まだまだ夫婦2人仲良くやって欲しいものです。

 

 

父は家の庭で、プランターで野菜を栽培して行くそうです。

楽しいことですからずっと続けて欲しいです(^^)

 

5年間、お疲れ様でした!