現在は施術の仕事は近しい人以外は受けていませんし、まだ宣伝もしていませんから、このホームページを観ている方は少ないと思います。
そんな状態でも観に来ててくださった方、有り難うございました!

この一年は、私の人生の中でも最大級に衝撃的な一年でした。
本当に大切な大切なパートナーのTを失ったことで、一時は気力が無くなってしまいました。
パートナーとしてだけではなく、治療家として自分の無力さにも向き合わされました。
逆に言えば、、、
だからこそ、潔く「一旦止めよう」という気持ちにもさせてくれました。
パートナーとしても、とても辛いことでしたが、治療家としても辛い時期でした。
全くの無知だったらどれだけ楽だろうか、、、とも思いました。
何故なら、最初から出来ることがないから、Tの事について諦めるか医療にお任せという選択ができるからです。
プロとしてやっているから、そんな選択肢はありませんでした。
パートナーとしても、私はTの全てが好きでしたから、そのTが居なくなってしまう恐怖は今でこそここに書けますが、当時はきつかったです。
それだけ人を愛すると反動も大きいのだと思います。
私は自分の過去の上手く行かなかったことの反省を活かす意味でも、Tと出会う前から「次の人を本気で愛し抜くんだ」と決めていました。
それは「覚悟」です。
その当初の想いのとおり、Tの最期の時もずっと傍に居れました。
逃げ出したいほど怖かったですが、逃げませんでした。
最期の瞬間まで、真正面からTの顔を見届けることができました。
私のTに対する愛する想いを、Tの最期の時まで貫くことができました。
私達はお互いに、
「幸せです。愛してます」
と言い合えることができました。
これが私の生き方です。
一番身近な人を大切にする。
それが、私が思う、人生で一番大切なこと。
仕事も他のことも、その大切なことの上に成り立っているのです。
なぜ、こんなに強くその想いがあるのか。
それは今の日本の社会が家族、夫婦を大切に出来ない世の中になってしまっていると感じているからです。
仕事も何もかも、夫婦が仲良くあってこそ家族が一丸となってこそ頑張る意味があると思いますし、頑張れるのだと思います。
とてもシンプルな答えです。
それ以外にありません。
早稲田整体院だけでなく『ほんたうの幸ひ研究所』と付けたのも、「幸せとは何か?」について、私達日本人は今一度考える必要がある時に来ていると感じるからです。
残年ながら、私達日本人は幸せを追求することを諦めてしまいましたし、ぽっかり空いた心の穴を何か他のことで無理やり(無意識?)埋めようとしているようにも見えます。
それが仕事や地位、お金や物。またうわべの仲間という存在だったりするのかも知れません。
でも、、、それらでは本当の心の穴は埋まらないと私は思います。
心の穴を埋めるのは、本気で向き合う心の通った関係を築けることのみではないか?とも思うのです。
その関係の一番の相手は「自分」だと思います。
自分との関係を良好にすること。
それは=人(特に大切な人)との関係を良好にすることに繋がる。
Tが無くなる数日前、Tが私に言ってくれた言葉があります。
それは、
「あなた(私のこと)を信じている私(Tのこと)を信じることができています」
でした。
あぁ、ようやく僕の伝えたいことが伝わった、、、
私の想いが成就したと思いました。
Tは人生の最後に自分自身を信じることができたのです。
それこそが私がTに伝えたかったこと。
私はTを人として、女性として、母という存在として、尊敬していましたし、少女のような可愛らしさ、秘めた強さ、健気さ、全てを好きでした。
何と言うか。
絶対的な信頼、安心感。
これは人から与えられるしかないものだと思うのです。
それは、親が子に与える「無償の愛」と言えるものかも知れません。
ですが、親子関係以外でそれができるとしたら、それは血の繋がっていない他人との関係で育てて行くしかない。
それは生半可な心では出来ないと思います。
私はTからそれを沢山与えられましたし、でも逆に、私だってTに受け取って欲しいとおもっていましたから、、、私の想いを。
その覚悟で一緒に居たのですから。
それが通じたのです。
お互いにその想いがあれば、どれだけ幸せか!
だから私はこういう体験ができて、とても幸せです。
体験は私の心に魂に深く刻み込まれています。
Tの魂にも刻み込まれているかな。
シンプルなことなのです。
夫婦、家族で争って、けなして、幸せでしょうか。
一致団結した方が楽しいし幸せだと思うんです。
違う側面から見ると、核家族や偏差値教育、男女共同参画。
昨年はLGBT法案が通ったり。
今は選択的夫婦別姓が言われていますが、こうして家族が分断、対立させられ、破壊されているのです。
(これらについては歴史を学ばないと分からないでしょう)
そういう流れがあるからこそ、家族、夫婦が大切だよ!と言っているのです。
意味があっての言葉と行動なのです。
治療家をしてるのに、なぜ田畑をするのか?なぜ家のことをするのか?なぜ旅をするのか?
全て考えて、意味があってやっています。
いえ、一つの職業を本気で突き詰めて行ったら、必然的に色んなことと繋がるのです。
全て繋がっているからです。
さて、来年はできたら4月末までに借家で生活ができて施術の仕事を再開できれば、、、と思っています。
それはスタートでしかありません。
まだまだその先のやらなければならない目標があります。
今の日本の状況を思うと、どうしても、、、
私も残りの時間は沢山あるわけではないですから。
だからこそ、この貴重な日々の時間を有り難く思い、コツコツ取り組んで行きます。
どうぞ、来年もよろしくお願い致します(^^)