今回は、私が治療の世界に興味を持つきっかけになった千島学説を紹介します。
千島学説を知ったのは、丁度私自身が自分の病気を治そうと決めた時でした。
健康関係のお仕事をされているお世話になっている方がお話会に誘ってくれて聞きに行ったのです。
話をを聞いて妙に興味を持ち、それで自分で調べ始めたのでした。
調べて行くと、「これは本当のことではないだろうか?」と感じて、のめり込みました。
千島学説は故・千島喜久雄先生が1963年から提唱した学説です。
その代表的なものが【腸管造血】です。
字のごとく、血液は腸で造られている、と言うことなのですが、千島先生はそれを発見されたのです。
医学の定説では血液は骨髄で造られる(骨髄造血)となっています。
その元となったた実験は、何故か(?)ニワトリやハトを絶食の状態にさせ、その時に骨髄に赤血球が沢山あったから、骨髄で血液は造られている、となったと言うのです。
(これはかなり偏った状況でのおかしな実験ではないでしょうか?)
赤血球は変化する?
ですが、千島先生は食べた物が腸管で吸収され赤血球になって行く様子を顕微鏡で見たと言うのです。
千島学説には他に、【血球分化説】があります。
これは、食べた物が腸管で赤血球になり、白血球になり、細胞になって行く。
ことを言っています。
逆に、出血している緊急時(血液が足りない時)や、断食など何も食べていなくて血液が造られていない時は細胞が逆分化して赤血球に戻って行く(【赤血球と各種細胞や組織との間の可逆的分化説】)。
この逆分化の時の様子を見て、骨髄造血が定説となったのではないでしょうか。
骨髄造血も間違いではないけどそれは緊急時の姿で、通常は腸管造血なのではないか?と思うのです。
食事を大切に
とすると、
「食べた物が血となり肉となる」
と言う言葉通りではないでしょうか。
また如何に食べ物が大切か、と言うことに繋がって来ることになりますね。
食べ物に関することと言えば、
大きく分けると、農薬、化学肥料を使っているかそういうものを使っていない自然農法か。
食品添加物を使っているかどうか。
(誰がどういう想いで育てているか、もあるかも知れません)
なども含まれてきますね。
ですが、今の医学では骨髄造血が定説となってしまっているため、食べ物と血液、病気の関係が繋がって来ません。
それを信じている私達も、病気は「運が悪かった」などと言う考えにしかならず原因に向き合うこともできないので、対症療法の医学に頼らざるを得ない上に、自分自身の生活習慣、生き方を変えることにも繋がりにくいのではないでしょうか。
そういう意味でも、
「血液は腸で造られている」
このことを考えとしてでも知っていることは大切だと思います。
私自身、病気を治す時、先ず食べ物を改めたことで体調の変化を実感しました。
病気の人や、そこまで行かなくても何か調子が思わしくないなぁと言う方は、血液を造っている元となっている日々の食事を変えてみるのも良いと思います。
➡千島学説研究会