関節トレーニング
Joint Training
●関節痛は、筋肉が硬くなっていることが原因?
現在の多くの日本人の常識では身体が痛くなるとクスリを飲んで抑えるとか、注射を打つとか、最終的には手術ということが多いのではないでしょうか。
しかし、所謂「関節痛」の場合、実は筋肉が硬くなっていてそこから痛みが出ていることが多いのです。筋肉が硬くなって血流が悪くなると、発痛物質が出て痛みを感じるのです。
ですので、硬くなっている筋肉を緩めれば痛みが改善、消失することは沢山経験してきました。
●「さぼり筋」(筋力低下)が痛みの原因だった?
ですが、もう一歩踏むと、なぜ筋肉は硬くなるのか?という疑問が出てきます。
そこで出会ったのが関節トレーニングでした。
要するに、弱っている筋肉(使えていない筋肉=さぼり筋)があるために、使いやすい筋肉にばかり負担がかかり、それで硬くなってしまう(がんばり筋)ということなのです。
ですから、弱っている筋肉(さぼり筋)が働くようにすると、頑張っていた筋肉は自然と負担が減って緩み、痛みも改善して行くということなのです。
実際に施術して行くと、痛みが改善するだけでなく姿勢や可動域(関節が動く範囲)も改善して行くのです。
●関節トレーニングは、さぼり筋を鍛える「運動療法」
今までの一般的な施術は、患者さんは横になったままで施術者が緩めることが主流でした。
ですが、それでは患者さんは受け身(他力)の為、一時的に良くなっても身体の状態が根本的に変わるわけではありません。また、施術側もなぜその症状が出ていたのかを原因にまで遡って患者さんにお伝えできません。
原因が分からなかければ患者さんも対策を立てることは出来ないし、結局は悪くなったらまた通院する、ということの繰り返しになってしまいます。
関節トレーニングは患者さん自身に身体を僅かに動かしてもらいながら弱っているさぼり筋を働かせて行きます(過酷なことはしません)。患者さんにも身体の状態を体感してもらえますし、原因が分かやすいのです。
また、自分で維持するためのセルフケアもお伝えできます。
●即効性はあるが、筋肉が付くのは2,3ヶ月かかる
関節トレーニングは、弱っている筋肉(さぼり筋)狙って働かせます。一度働くと、筋肉の出力は上がるので、それで身体は変化するのです。
ですが、今まで弱っていた筋肉が一度の施術で付くわけではありません。弱っていた筋肉が付くのは1,2カ月の時間が必要なのです。
それまでは施術を継続しながら、徐々にセルフケアを取り入れて行くことをおススメします。
●対応疾患
・首の症状(首の痛み、頚椎ヘルニア、ストレートネック)
・肩の症状(五十肩、巻き肩)
・腰の症状(腰痛、反り腰、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛)
・股関節の症状(股関節痛)
・膝の症状(膝痛、変形性膝関節症、O脚、内股)
・腕の症状(テニス肘)
・手指の症状(へバーデン結節、バネ指)
・足首の症状(捻挫)
・足指の症状(外反母趾など)
・姿勢(猫背、側弯症)